-新宮・香山の里古墳群を巡り、たつの市立埋蔵文化財センターで学ぶ-
(2005年6月・第13回例会ルートをもう一度)
今年の活動の締めくくりとして、新宮町の古墳群を巡り、たつの市立埋蔵文化財センターで出土品などを見学します
【行き】
JR姫新線 料金420円
9:09姫路発播磨新宮行4番線→9:40播磨新宮着
【集合場所・時間】
JR播磨新宮駅2階改札前自由通路 9時45分
<ルート>
JR姫新線・播磨新宮駅→「新宮・宮内遺跡」(駅から西北へ1.2km)→「宮内天満神社」「天神山古墳群」(宮内遺跡から0.3km)→「梅岳寺」(天神山古墳群から0.23km)→宮内古墳公園で昼食(梅岳寺から0.7km→「たつの市立埋蔵文化財センター」(公園から0.85km→播磨新宮駅にて解散。総距離3.65km
「揖保の郡」の北の端、新宮町。家氏イヨジから南は越部の里・嘴崎山まで、多くの遺称地や比定地を見ることができる。揖保川流域で<三角縁神獣鏡>を六面出土した吉島前方後円墳、天神山古墳群、重要文化財に指定されている天満神社、宮内古墳など、見学場所数知れず。(2005.4.20 須磨岡)
※色文字は須磨岡前代表の解説文です。
「新宮町」
1889年(明治22年)4月1日 -町村制施行により、揖東郡新宮村・宮内村・下野村・曽我井村・井野原村の区域をもって新宮村が発足。
かつて兵庫県の南西部(西播磨地区)に存在した町(旧揖保郡)。
2005年10月1日に、龍野市・新宮町・揖保川町・御津町の1市・3町が合併して「たつの市」となる。
「新宮町」の地名は「たつの市新宮町〇〇」として残る。
今回は訪問しないが「吉島(よしま)古墳群」(駅から北3.1km)、
「市野保古墳」(駅から西南に1.5km)などがある
「播磨新宮駅」
1932年(昭和6年)、「姫津線(姫路・津山間)・終着駅」として開業、1936年、「姫新線(姫路・新見間)・通過駅」となる。
2010年、<橋上駅舎>が完成してオープン。
一日の平均乗車人員:1,139人(2024年度)
「新宮・宮内遺跡」
新宮駅の北にあり 旧揖保川と栗栖川が合流する微高地にある<縄文時代から平安時代に掛けての複合遺跡>で、4.1haの広さの「国指定遺跡」である。最近、公園に整備され一部復元されているので大きさが体験できる。西播磨で初めての弥生時代集落が見つかっている。多くの住居跡、土器、祭祀土器、石斧、玉類など、なかでも全国で最大級の円形周溝墓(直径14m)は、幅約3m、深さ1mの溝が廻っている。
「宮内天満神社」
14世紀に赤松則祐が城山城の鬼門を護る寺として城禅寺を建立しました。開山住持の霊岳宗古禅師の夢枕に菅原道真が現れ、鎮守堂を祀ったのが天満神社の縁起と伝えられています。
本殿は天文13年(1545年)に完成し、室町時代建築の姿がよく残っているので、本殿は<国重要文化財>に指定されている。 斑鳩寺の三重塔や、書写山圓教寺の金剛堂を建てた大工が同じ頃に手掛けた。石灯籠に「奉献牙天神」とあるように、俗に「牙天神」と呼んでいた。元は城禅寺の鎮守神として祀られていたが、寺が「梅岳寺」と改称し南へ移ったので、単独で祀られる事になった。
現在も「さや堂」に護られて、天神山の麓に鎮座する。
「天神山古墳群」
宮内天満神社境内には3基の古墳群があり、1号墳は径約18mの円墳である。横穴式石室の全長は約12mで、揖保川流域の石室では最も長く、時期は6世紀末から7世紀初めと考えられている。玄室に近い羨道(せんどう)部の天井石は一段低くなるという珍しい形態の石室を持っている。(県指定史跡)
「たつの市立埋蔵文化財センター」
2005年4月、開館(0791-75-5450)
近くにある国指定史跡「新宮・宮内遺跡」(しんぐうみやうちいせき)の紹介施設です。新宮・宮内遺跡をはじめ、市内と近隣市町の原始、古代、中世の歴史文化遺産も紹介しています。
<参考>
「馬立古墳群」(うまたて)
「古墳32基」が分布して古墳群を形成し、その中でも「姥塚古墳」(1号墳)は古墳群の東端に所在し、円墳(直径18m・高さ5m)の横穴式石室で、築造は古墳時代後期(6世紀中ば)と推定され、古墳群中では最大規模の盟主的古墳である(県指定史跡)
「吉島古墳」(よしま)
3世紀後半に標高250mの丘陵尾根を削り出し、築造されたと推定される、揖保川流域最古級の前方後円墳(全長約30m)。
明治時代に竪穴式石槨が発見されて、中から三角縁神獣鏡を含む6面の青銅鏡など、多くの副葬品が見つかった。(国指定・史跡)
当地域の古墳時代の始まりを考える上で重要な古墳と言える。
【帰り】料金420円
播磨新宮駅発13:35・14:35・15:10・16:04
姫路駅着 14:07・15:05・15:42・16:35
【天候による中止の判断基準】
当日のNHK午前6時55分の天気予報で、
<降水確率60%以上>の場合は中止とします。
【2026年1月例会のお知らせ】
JR網干駅から山陽網干駅まで、魚吹八幡神社など社寺・遺跡を巡る
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